香港の吉野家

香港に行ったら吉野家があったので、祖国日本では現在どんな大人物であろうと口にできない幻の逸品、その名も吉野家の牛丼を食べてきた。

香港の吉野家国内同様、香港の店舗もイメージカラーはやはりオレンジ色。旅疲れた日本人に安心感と癒しを贈りたい、という吉野家様の慈愛の精神の現れなのだろう。まったく有り難いことだ。

香港の吉野家店内ではレジ・カウンターの店員さんに注文して、出てきたのを受け取ったら自分で席まで運んで食べる。平たく言えばファーストフード・スタイルであり。日本と違って店員に威勢のいいお兄さんは皆無で、みんな若い女性、それもカワイ子ちゃんばかり(死語、且つ硬直)。このへんもファーストフード風と言えよう。

香港の吉野家の牛丼日本でいう大盛りぐらいなボリュームの牛丼と、みそ汁がセットで 25香港ドル也。1香港ドルが 13 ~ 14円だからセット価格で 350円前後といったトコロで、国内と比べると若干割安。ちなみにペプシコーラとのセットもあったりする。

味はやや薄めかも。テーブルにはお馴染み、かけ放題の七味唐辛子はあるけれど、紅生姜ボックスが見当たらず……後で聞いたら SARS 騒ぎの時に取っ払われてしまってそれっきりらしい。まったくショウガねーなー(ベタ)

しかし夢にまで見た牛丼と異国の地で巡り会えるとは、何という運命の悪戯だろうか。「銀河鉄道999」で、涙を流しながらラーメンをすすっていた鉄郎の気持ちが理解できたような気がしたオレではある。


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“香港の吉野家”に 2件のコメントがあります

  1. 牛丼食べるには海外ってテがあったか!とおもいつつ行く勇気も金も実行力もない俺…
    テロとか拉致とか怪しい風俗とかマフィアとかに巻き込まれないでよかったです!

  2. なんかご心配頂いてたようで申し訳ねッス

    ヨシギューは築地店や競馬場内の店舗でなら今も食べれるので、わざわざ海外に行くのはヤメロ。こっちなら日本語で注文もできるしね

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