自転車の盗難届を出してきた

自転車が盗まれたので、盗難届を出しに警察署まで行く。

自戒警察署の取調室といえば、「いい刑事・悪い刑事」のタッグチームが出てきて、スタンド・ライトを顔面に浴びせられ恫喝されたり、はたまた故郷に残してきた両親の話を聞かされつつカツ丼をほおばり涙する、狭くて薄暗い部屋と相場は決まっている。
正直、怖かった。私はひどく怯えきっていた。だが同時に、覚悟を決めてどこか開き直ったような、ある種の到達感の上に立っている自分をも発見し、笑いが止まらなくなった。刑事たちに私の現世の罪を洗いざらい懺悔し、然る後に隙を見て己が舌を噛み切り死すのもまた人生、と思えてきたからである。

だが今回は取調室に通されることはなかった。残念。てゆか実際のところ、警察署になんか行ってないし。最寄りの交番で、盗まれた状況などのちょっとした聞き取り調査の後、簡単な書類を書かされておしまい。これで本当にオレの自転車出てくるんだらふか……少し不安に思えてくる。

あ、それから盗難届を出す際には、自転車のフレーム部分に刻印された車体番号が必要になるので、これから自転車を盗まれる予定の人は今のうちからメモして大切に取っておいた方がいいよ!


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