Amazon.co.uk に注文していた「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の UK 版ブルーレイが届いた。発注してから 7日。今回は早かった。
本編には日本語字幕と吹替音声を収録。特典映像にも日本語字幕入り。ちなみに字幕の文字色は黄色。
紙製のアウター・ケース付きでお値段は送料込み GBP 16.07。日本円で約 3,080 円。安くね?
ストーリーは演劇界モノ。かつてスーパー・ヒーロー映画「バードマン」に主演しスターの座を手にしたものの、現在では落ち目の境遇にある俳優が再起を図ってブロードウェイの舞台に挑む。
主人公を演じるマイケル・キートンはセルフ・パロディーの様なキャスティング。彼が主演したティム・バートン監督のバットマン・シリーズが大好きなオレとしては、やや複雑な思いでこの作品を観賞した。
根底にあるのはハリウッドの商業主義への皮肉。近年隆盛を誇るコミック原作のヒーロー映画のアンチテーゼでもあるのだろう。
全編ワンカット撮影風の凝った映像で進行する。ジャズ・ドラムをベースとした劇伴も緊張を煽り、シーンを盛り上げている。ただ、ストーリーに没入できる反面、気が抜けず疲れる。
アカデミー賞作品賞受賞作。でも観る側によって評価の分かれる作品かも知れない。少なくとも単純明快なポップコーン・ムービーの類ではないので念のため。
ところで、本作で揶揄されたハリウッドの方々は、意趣返しとして「バードマン」を主人公に据えたスピンオフ作品を製作したら如何なものか。内容はもちろん超人バードマンが縦横無尽に活躍するスーパー・ヒーロー物。監督はネタ不足に悩むマイケル・ベイあたりが適任だと思われ。
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