「スゴ技カンパニー」調査室 – 見ル野栄司

オレの月曜は週刊ポストに目を通すことから始まる。とみさわ千夏先生の連載マンガ『ドキドキの時間』を読んでモヤモヤした気分になりつつ、休み明けの仕事を強行突破する。そんな勢い任せの勤務態度が習慣化しているのはオレだけでいい。

併せて今週からは見ル野栄司の連載漫画が始まった。見ル野といえば元エンジニアの経歴を持つ異色の技術系マンガ家。代表作『シブすぎ技術に男泣き!』シリーズに登場する、工場のくたびれた技術者や徹夜明けでテンション高めな開発・設計者たちには大いに笑わせてもらった。

そんなテクニカルでエキセントリックな筆致が持ち味の氏には、やや場違いにも思える今回のオヤジ週刊誌での新連載。さて、どんな新境地を切り拓くのかとページを開いてみれば、
「スゴ技カンパニー」調査室
いつもの見ル野のマンガと同じだった。

タイトルは『「スゴ技カンパニー」調査室』。コンセプトは「最近いろいろな意味で世間を騒がしている理系女子(リケジョ)との会話に役立ちそうな企業を探す」。
でも内容はお得意の、そしていつもと同様、中小の工場見学。連載第 1回目は手袋自動装着機を製作している工場のエピソードだった。

過去の経験や知識から、踏み込んだ取材が出来るところが見ル野のアドバンテージ。活版の 3ページとはいえメジャー誌の週刊連載、いやが上にも期待が高まる。ああ、月曜の楽しみが一つ増えた。ぜひオレの勤労意欲向上に貢献するマンガ連載の一つに成長してくれたまえ。


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