『ターミネーター:ニュー・フェイト』の感想

オレ、『ターミネーター』は全作観ている。その中でも特に 1,2作目は大好物。劇中に登場する殺人マシーンの恐ろしさに、当時劇場で震え上がりながら観賞したと記憶している。そんな『ターミネーター』の新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が封切られたので、早速劇場に足を運んだ。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』のポスターまたしても未来世界から現代に殺人ロボットがやって来た。理不尽にも命を狙われるヒロインと愉快な仲間たちの死闘を描くアクション作品。つまり、いつものようなカンジ

以下、ネタバレなしの箇条書き感想

  • 舞台はほとんどメキシコシティ。さしずめスペイン版 el terminator の趣
  • 冒頭のシーンには驚かされた。シリーズのファンなら必見
  • 俳優陣は熱演だった。特にリンダ・ハミルトン扮する、サラ・コナーの相変わらずの高テンションには感激した
  • だけども白いおヒゲをたくわえた老シュワが登場すると緊張感だだ下がり。『アルプスの少女ハイジ』のアルムおんじかよ? さらにコトの経緯の説明に興醒め。すべてが台無し。誰か彼に意見する者はいなかったのだろうか
  • 捻りを加えたつもりのヒロインの謎設定も途中でバレバレ。予定調和でなんの感慨もない

中盤以降はあたかも消化試合の様相。もう〈人間らしい感情に目覚めたターミネーター〉の設定、ホントいらんわ。ターミネーターはターミネーターらしく、不気味な殺人マシーンに徹してほしかった。
更に気に障るのが、シリーズ 6作目の今作が『T2』の正統な続編だという点。ならば今までの続編 3,4,5 は異端だったのか? ご破算にしやがって。シリーズの熱心なファンを無下にした非道な仕打ちは決して許されまい。

続編を重ねるたび駄作警戒レベルの上がるフランチャイズ・ムービー、それが『ターミネーター』。この評価・判断に迷いがなくなったのが今作の収穫だった。

オレ的評価

3.0


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